メンター召喚法

最近はスーパーのおはぎがマイブームです。
価格も味もボリュームも申し分ない。
まさにスーパー!

弊所は信託業務をメインとしておりますが、最近は後見業務も増えてきております。

信託は財産が対象で、後見は人が対象で、業務の性格を異にしております。
ですから、任意後見であれ法定後見であれ、信託と併用するケースも出てくるでしょう。

後見業務は人が対象であるからこそ、決まりきった答えがない世界。
そこが難しいのですが、腕の見せ所とも言えますね。
どうやって課題をクリアするかを考えるのも面白いのですが、独りよがりになりすぎても具合が悪いので、その道に詳しい同業の先生に問い合わせたりもします。

やはり、少しのことにも「先達はあらまほしき事なり」です。
仕事に限らず、人生において正しい方向に進んでいくためには「メンター」の存在が不可欠です。

進むべき方向性に迷いが出てきたときにメンターに直接相談してみるのも、もちろん良いですが、こんな方法があります。

久々に取り上げるこちらの書籍から。

ドイツの大文豪ゲーテはむずかしいことや、困ったことに直面した時、何時間も静かに想像上の会話をよくやったということを伝記作者は伝えています。
つまり何か問題があった場合、自分の友人がいつもの身ぶりや口調で、正しい適切な答えを出してくれるところを想像したのです。しかも、ゲーテはこの全情景をできるだけ現実的に、また生き生きとしたものにしたのです。

「マーフィー100の成功法則」大島淳一著・三笠書房刊

このゲーテの方法は脳はイメージと現実を区別できない、という特性を活かしたとも言えそうですね。

ですが、結局は答えを出しているのは自分なのですね。
答えは自分の中にある。
その答えを友人やメンターに投影しているのかも知れません。

友人やメンターは自分の中にある答えを導き出すための存在と言えそうです。
彼らの存在は自分の先入観や思い込みを排除すること、あるいはうすうす氣づいていたけど見ないことにしていたことに直面するのに役立つのでしょう。

自分で考え、決断することも大切ですが、周りの意見も聞いてみる、そのバランス感覚が人生を成功に導くと言っても過言でないかも知れませんね。

とりあえず、私もどこのスーパーのおはぎを食べるか迷った時はメンター(内なる自分の投影)に聞いてみることとします。

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