営業力は必要か?

↑あんこと電源とWi-Fiゲット。ドトールさんありがとうございます。

X(旧Twitter)で士業の方のツイートポストを拝見し、同業種・異業種問わず参考にさせていただいております。

中には、勤務されている方が率直な想いを述べられております。
私も勤務時代が長かったので、大変氣持ち分かります。

勤務は安定収入(給与)が得られますが、人はパンのみにて生きるのみにあらず(私が言ってもあまり説得力ないかも知れませんが)。
事務所内外の人間関係然り、業務内容然り。

それでは独立すれば良いのでは、とアドバイスしたくなりますが、頼まれてもいないアドバイスはなかなか伝わらない、受け取れないので、以下は独り言です。

私個人の体験で言えば、
「もっと早く独立すれば良かった」です。

人間関係も、仕事も、勤務時間も選べるのが大きな魅力です。その代わりすべて自己責任ですが。
でも「自由」と「責任」はワンセット。
言い換えるなら「責任」は自由へのパスポート。

で、私自身の体験ですが、独立に迷う理由はおおよそ以下の3つ

1.未経験の業務が来たらどうしよう
2.独立資金、運転資金どうしよう
3.営業できない

1.ですが、これは何年やっても同じです。
特に信託や後見業務は答えがない業務です。
聞ける人をどれだけ増やしておくかです。
経験上「自分で考えろ!」と突き離す人はあまりいません。
(むしろサラリーマン時代の上司にいたりした)

2.ですが、これはがいくらかかるかをシミュレーションして、目標額を「具体的」に設定する。
給料の何パーセントかは貯金、あるいは空き時間にアルバイトしても良いですね。
実際、私も平日夜間や土日や年末年始休暇にアルバイトして資金貯めていました。

で、開業してからはきっちり収支の計算を行う。
何よりもキャッシュフローが大切。
で余裕がある人は簿記三級ぐらいは勉強しておいても良いかも知れません(私も持ってます)。

で、一番の悩みどころが3ですが、いきなり結論。
営業力ないとか、そんなこと言っている場合ではない。

はい、元も子もありませんね(笑)
「営業」という言葉のイメージが、もしかしたら良くないのかも知れません。

訪問販売などで、突然押しかけて相手にとって本当に必要かどうかわからないのに、無理やり売り付ける、とか…
で、給料はフルコミ(完全歩合制)で、ノルマを達成しなかったら上司に罵詈雑言浴びせられるとか…

まあ、いくら断られてもヘラヘラできるような図太さを身に着けるのも一つですが、私自身の考えはこうです。

「良いものだから広めたい。必要としている人が必ずいる。それを見つけ出すのが営業だ」

はい、私にとっては「信託」のことです。
私は仕事に繋がるかどうかに関係なく、機会あらば人に信託の話をします。
これもある意味営業です。

勤務時代も信託業務をやりたいと漠然と考えておりましたが、やはり本格的にやりだしたのは独立してからなのです。

本当に良いものだから、広めたいのです。
他の業務に比べると単価は高いですが、長い目で見ると実は一番コスパが高いのです。

確かに初期費用(信託組成時のコンサル費用、契約書費用、登記費用など)は高いですが、そのかわりランニングコストはさほど変わりません。

逆に成年後見であれば、毎月の報酬が必ず発生します。
仮に月2万円だとしても1年で24万円、10年になると240万円になります。

財産の規模が同じであれば、信託はこれよりもかかりません。

話戻りまして、
営業力がない人は営業してはいけない、という法律はありません(小学生かよ)。

まあ、営業に限らず「できること、思いついたことは全部やる」というガムシャラな姿勢が大切なのではないかと考えます。

「ガムシャラ」とは、過去を振り返らない、未来を恐れない、周りの雑音をシャットアウト、
そして、何があっても自分だけは自分の味方でいる。
それが私の定義です。

まあ、いろいろ書きましたが、
実は全部、過去の私に向けたメッセージだったのです。
きっと時間差で伝わっているからこそ、今の自分があると考えます。

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