選択肢を増やす
↑私のインスタより。あんこも色々選べるのが良いですね♪
何年か前、某大企業の若手社員が、激務が続いた挙句精神病んで自ら命を絶つという悲しいニュースがありました。
そのニュースを聞いてこう思った人も少なからずいたでしょう。
「辞めたらよかったのに」
でも、ほんの少しだけかも知れませんが、その人の気持ち分かる氣がします。
「会社辞めたら人生終了」
そんな心境だったのかも知れません。
私も新卒で入った会社がいろんな意味でキツくて辞めたかったのですが、「これぐらいで辞めるようではどこへ行っても通用しない」と考えると、なかなか決断できなかったのですよね。
なんだかんだで6年近くいて「司法書士を目指すから辞めます」と言って辞めましたが、実は辞める口実のために司法書士を目指すことにしたに過ぎません。
じつはこの程度の志でしたが、今となっては奇跡的な良い選択だったと言えます。
まあ人間って、選択肢がなければ絶望するものです。
実は、同じような理由で、司法書士の仕事に絶望していた時期もありました。
というのは、司法書士の仕事は不動産業者と繋がって、そこから仕事をもらうというのが、よくあるケースなのですが、その一択しかないと思い込んでいたのですね。
法律の知識量ではなく、営業力がものを言う世界。
だから自分には向いていない。
そう思い込んでいたのです。
当時は信託業務について全く知らなかったのです。
一応、司法書士の試験では不動産の信託登記の問題が出ることもあるのですが。
信託という業務があると知ったのが6年ぐらい前でしょうか。
司法書士会の研修がきっかけでした。
「これは面白い!」と思って、そこから少しずつ勉強していって、そして今年になって、信託のスペシャリストとも言える先生方とのご縁にあずかり今に至ります。
もちろん、知識量で仕事は取ってこれないのは同じです。
「営業」も必須です。
でも、売り付けるための営業ではありません。
本当に良いもの、言い換えるならば潜在的に必要としている人が多いから、遺言や後見だけでない、新たな選択肢を提示するのが、専門家としての「使命」だと考えます。
昔の私みたく、もし人生に閉塞感を感じ、希望を感じないのであれば、新たな選択肢を見つけ出すのが良いかも知れません。
でも自分だけのアタマではなかなか別の選択肢が見つかりにくいかも知れませんので、いろんな人と話してみたらいかがでしょうか?
でも、一番大切なのは「自分で自分の人生を良くする」という強い想いでしょうね。
自分以外にそれをできる人はいませんが、あなたが決断すれば必ずや道が開けます。