売ってみた
そういうわけで、「本のバトン」で本売ってきました。
朝、やや集合時間に遅れていくと、他の箱主さんはすでにスタンバイ。
皆さん、何十冊も本をご準備され、POPなども大変凝っている。
やや場違いなところに来てしまったと思った💦
というのは、私の場合、持ってきた本はたった7冊。
POPどころか、釣銭すら持ってきてなかった。
思いっきり出遅れた。
と嘆いても始まらないので、とりあえず本を机に並べた。
オール平積(笑)
そして、釣銭はないけど「なぜか」あんこのお菓子(小豆飴としるこサンド)は用意していたので、大阪のおばちゃんよろしく飴ちゃん配り始める。
特に「返報性の法則」(何かタダでもらうとお返しをしなくちゃと思ってしまう心理)で飴ちゃんのお返しで本を買ってもらおうとか考えたわけではない。
通り過ぎる人には笑顔であいさつし、お菓子を配り、本を手に取ってくれた人には、その本の良さをアピール。
他の人の本が売れたとしても焦らない。
決して人と比べない。
むしろ、(心の中で)本が売れたことを喜んであげる。
そうこうしているうちに、私の本が一冊売れた。
1,000円札受け取る。
なんだろう、まるで生まれて初めてバイトしてお給料を受け取ったときのようなこの感覚(笑)
一冊も売れなかったらどうしよう、とか考えそうになっていたので、本当にベストタイミング。
一冊売れたら氣がラクになったのか、すぐにもう一冊売れる。
ちなみにその本には値段表(もらった裏紙)に「ワケあり」とメモ書きした。
もちろん破格の値段。
破れたページがあって(読むのには支障ない)、シャーペンでラインも引いていた(消せる)が、お客様に事情を説明してご納得のうえお買い上げいただいた。
その他、思いつくことは色々やった。
簡単に言えば値下げ。
インパクトのある値段にしたり(888円とか。釣銭があることも確認)、
「今日限り、明日になったらまた値上げ」とか言ってみたり、あまり関係のない本をまとめ買いするとさらに割引したり。
値下げするだけでなく、本の魅力もアピール。
お金儲けに関係する本だったら、たった数百円の投資でお金持ちになれますよ、とか(笑)
とにかく「売る」ことにこだわった。
結果、7冊中5冊売れた。
朝の絶望感を考えると、上々の結果かも。
実は商才あるのかも(自惚れ)
ここまでお読みになって、
値下げしまくった、という印象を抱かれた方もいらっしゃるでしょうが、
ただ「買ってくれ」ではなく、
その本がどんな本か、読んだら何を得られるのか、
本の魅力については自分なりに精一杯伝えました。
売ることも大切ですが、その商品がどう役に立つのか、
それをきっちり伝えていくことが大切だし、
そこに集中すれば売れるか売れないはあまり氣にならなくなる。
と言っても、売れなくても良いという開き直りでは決してなく、
結果的に必然的にその商品を必要とする人とのご縁を頂くことになるのかな、と氣づきました。
イベントそのものは大変楽しかったのですが、楽しさの中に、商売で大切なことも学ぶことができて本当に良かったです。
とりあえず、帰宅後、今後に備えてPOPを作ってみました。
HONBAKOさんの自分の棚に貼ります。
※イベントの様子はHONBAKOさんのインスタをご覧ください。