目指すはホワイト事務所
司法書士の勉強を始めた頃、司法書士の事務所に補助者(事務員)として勤務していました。
とは言っても分からないことだらけで、よくボスの司法書士に叱られました。結局数か月で辞めました。
いろいろ言いたいことはありましたが、結局は「ボスが黒と言えば白でも黒の世界」という印象がありました。
それ以後は資格を取るまでは司法書士事務所に勤めず、まったく他の業界の仕事を転々としました。自分が目標としている世界に幻滅したくなかったからです。
あれから20年近く経ち、私も独立して、スタッフを雇う立場になりましたが、スタッフにしてみれば昔の私と同様、分からないことだらけです。
「自分が分かることは他の人もわかって当然」だと言うのはかなりの思い上がりだと氣づかされました。
そもそも「ミスしたら怒っていい」なんて誰が決めたのでしょう?
自分がそういうことされたから、人にもしていい、なんて理屈は通りません。
分からないなりにも自分のため、事務所のために頑張ってくれているのですから。
話変わって、自分では自覚していなかったのですが、私は自分に厳しいタイプだと周りの人に言われました。
仕事でミスしたら、他の人が何も言わなくても、自分自身に怒ったり、かなり自己嫌悪したこともありました。
でも、先日ふと氣づきました。
「周りに優しくできれば、自分のミスにも寛容になれるのではないか」と。
これは私にとっての課題だなと。
「課題」と書くと重たいようですが、より良い自分や事務所になるための機会をスタッフが与えてくれるのだな、と氣づきました。
もう、感謝しかありません。
もっと事務所が大きくなって、もっと多くのスタッフを雇う立場になった時も、自分も含めて事務所のメンバーがみんな和気あいあいと仕事できるようなホワイト事務所であり続けます!