全て自分の責任

「そんなことは分かっている」

昔、相談員を担当した相談会で、相談者様にそう言われました。
遺産相続についてのご相談でした。

これから手続きを開始するのではなく、すでに協議中なのですが、親族間での対立があるようでなかなかまとまらないようでした。

ご自身なりに手続き方法を調べていらっしゃたので、かなり知識はおありだったようでした。
ですので、私の一般的な説明に対して、冒頭のお言葉になったのでしょう。

制限時間いっぱいお話になられましたが、お話を聴くだけで終わりました。

※ちなみに私の相談会では一応時間はありますが、次のご予約が入っていなければ延長も可能です。

閑話休題。

相談会などで、遺産分割に関するご相談をお受けしていると、相続人間での話し合いがなかなかまとまらず、その段階でご相談にいらっしゃる方も一定数いらっしゃいます。

とりあえずお答えするのは「納得いかなければハンコを押さなければ良い」とはお答えしています。
どうしても平行線のままなら、家庭裁判所に調停を申し立てる他ないのですが、そうなると弁護士さん案件ですね。
まあ、申立書類の作成は私でもできるのですが、調停室に入ることはできません。

こういうお話をいただく度、専門家として責任の一端を感じます。
やはり遺言や家族信託、場合によっては任意後見の併用など、事前の財産承継対策を早めに打っておくということをもっともっと多くの方に知っておかないと、と強く思います。

この件も含め、自分の身の回りに起こる現象はすべて自分自身の責任なのですね。
こう書くと、人によってはかなり厳しいことのように聞こえますが、裏を返せば「すべて自分で何とかできる」という意味です。

これだけ、相続で困っている人がいるということが、将来そうなる可能性を秘めているご家族も少なからず存在する、ということは相当のビジネスチャンス。

ただ、書類的な手続きに限らず、その前段階(家族間の対立の解決)などもできれば、というのはひそかな野望(いや、書いているし)

ともかく、人生を良くするのも悪くするのもすべて自分次第。
出自も学歴も関係ない。
「親ガチャ」なんてない!

しかも日本という国は、好きなことを言えるし好きな仕事もできる素晴らしい国。

というわけで、あん活同様?、財産承継についてももっともっと情報発信していこうと改めて思いました。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

まずは今週末のウェビナーから↓

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です