その世界で生きたいならば

地元の駅前のベーカリーカフェでモーニング。
きなこの揚げパンが友情出演です。

きなこのおはぎもおいしいですよね。

先日、何年かぶりにカフェでの交流会に参加いたしまして、なかなか刺激をいただきましたのですが、参加者の中にネットワークビジネスをされている方がいらっしゃいました。

で、扱っている商品について語られたりやそれを使ったちょっとしたデモもされていたのですが、なんというか、私の眼には「心底この商品が好きでしょうがないのだな」という印象に移りました。

もしこれが「本当に良いものなんですよ」とか「世の中のためにこれが広まってほしい」という語り口であれば、「重い」っておもったり、かなり圧を感じて引いていたかも知れません。

ちょっとブーメランだったかも知れませんが、勉強になりました。

これと関係したのか、今朝の「手紙」にはこう書いてありました。

歌手を作るのは素晴らしい声ではありません。
作家を作るのは素晴らしい物語ではありません。そして億万長者を作るのは金庫いっぱいのお金ではありません。

それらを作るのは、夢を持ち、他の世界で成功するよりは、その夢と一緒に行動して“失敗”したほうがましだと言うほどに、その世界で生きたいと強く思うことです。

「宇宙からの手紙3」マイク=ドゥーリー著・角川書店刊

先ほどの方にも、このような印象を持ちました。
もっとも、会社員の頃の収入を上回っているとおっしゃってました。
むべなるかな。

例えばの話ですが、絵を描くことが大変好きな方(Aさんとします)がいて、絵が売れてお金持ちになりたい、チヤホヤされたいというのが目的ではけっしてなく、ただ絵を描いていれば幸せという人がいたとします。

Aさんのような人は宇宙さんは好むと思うし、絵画の神様がもしいたとするならば決して見捨てないと思います。
それこそAさんがネットワークビジネスをしたとすれば、そこそこ売り上げるのではないかと考えます。
あるいは、何かしらの仕事で天性を発揮するかも知れません。
でも、その天性を引き出したものがあるとすれば、「絵」以外にはありえませんが。

この人のような、「自分の人生さん」を大切にする人のところにお金さんは行きたがります。

Aさんと似て非なるのが、このような人(Bさんとします)
Bさんも絵を描いています。でも絵は売れませんので、アルバイトで糊口をしのいでいます。
そしていつかは画壇に認められたいと血のにじむような努力をしています。
別にそれ自体は構わないです。本人が選んだ道ですから。

でも、このBさんは同じような境遇の絵描き仲間と酒を飲んでは今の画壇は自分の芸術性を全く理解しとらん、とかアイツが売れたのはうまく取りいったとか、自分はしんどい仕事しながら(きっと職場の愚痴も言ってる)、魂の絵を描いている、とかくだまきまくっている。

ええと、そのつまりBさんは、宇宙さんに「苦労しながら絵を描いて報われず、自分の才能のなさと周りを恨みまくる人生」をオーダーされたようですね…
きっちりオーダーは通っているようで良かったですね。
少なくともBさんは「魂レベル」では幸せな人生を送れそうで何よりです。
他の誰かが押し付けたのではなく、あくまでBさんご自身が「選んだ」のですから。

まあ、ここは地球なんで、3次元の世界なんで「序列」や「優劣」はどうしてもありますが、自分が居たい「世界」は自分で自由に選んで良いのです。
どの世界でも「神様」は序列に関係なく等しく愛してくれるでしょう。

でも、それぞれの世界にいるための最低限の「マナー」は心得ておくべきだし、何よりもまして「自分の人生」をないがしろにすることは、どこの「世界」でも容認されることではありませんね。

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