どれが正解?
↑大阪・千日前の老舗の純喫茶「アメリカン」さんでいただきました。あんホット―ケーキとコーヒーのセットです。
同業者の友人達と情報交換等、良い時間を過ごしました。
ところで「信託」にはいろんな呼び名があります。
「民事信託」「家族信託®」「親愛信託®」と言った具合。
いずれも、「商事信託」と対比する概念だとご理解いただければよいです。
商事信託というのは、信託会社(登録制)などが業として受ける信託のことです。
具体的には委託者から託された財産を運用し、運用益を(自身の手数料を差し引いて)還元するのです。
あくまで私の感覚ですが、「家族信託」という表現が一番広まっているように思えます。
典型的なのは、実家を子に信託して、託した親が認知症になっても、名義人たる子の名で実家を改修したり売却できますね。
似たような仕組みは「任意後見」でも可能ではありますが、任意後見の場合は任意後見監督人がついて、報酬も発生します。
信託だと第三者を関与させないことも可能ですね。
でも「家族信託」には一つ問題点が。
例えば、おひとりさまの財産管理に「家族信託どうですか」とご提案すると、
「いや、家族居ないし」
で終了(;’∀’)
そう、財産を託す相手は何も家族であるとは限らない。
「家族」という制度が多様化して、必ずしも法律婚がすべてではなくなってきている時代ですからね。
そうなると「民事信託」が一番汎用性の高い表現ですね。
「民事」は「商事」と相反する概念ですが、もう一つ固いというか。
ですので、個人的には「親愛信託」が一番しっくりくるのかな、と考えます。
「信じて託す」のであるならば、親愛関係にある相手ということになりますよね。
細かい仕組みづくりは我々専門家の仕事ですが、べースートなるのはやはり当事者間の親愛関係ですからね。
ちなみに当ホームページがどの様に見つけられるかを先日調べて見ると↓
家族信託だとまだまだ下の方なので(笑)
その意味でも「親愛信託」を広めていかねばと考えます。