遺言を書かない理由
将来エンディングノート書く時には、「毎日あんこお供えしてね♡」とでも書いておこうかな。
相続の時に遺言があるとないとでは大違い、と言う話は何度もしてきました。
私は専門家ですので、遺言の重要性は良く理解しているのですが、一般の方の立場になって、なぜ遺言を書くのにハードルが高いのかを個人的に考えてみました。
1.「死」を連想
2.むずかしい、面倒くさい。
3.なくても良いと考えている。
4.お金の話したくない。
こんなところでしょうか。
他にもございましたらコメントいただければ幸いです。
順に説明していきます。
1.「遺言」は「遺書」と一字違い。よって「死」を連想。人間は必ず死ぬけど、死にたくない。
2.形式が厳格。制約も多い(一代限り、ポチにはやれない。遺留分も考えなくてはならないetc)
3.財産少ないし、家族も仲良いから大丈夫、と自分の都合の良いように考えてしまう。
4.お金のことあれこれ言うのはいやらしい。
色々挙げました。
個人的には4が根深いのではないかと思います。
日本人はなぜかお金の話をするのはいやらしい、と考えてしまう傾向があるのではないかと考えます。
でも、自分の財産こそ、やはり「自分で」考えていただきたいものです。
このあたりは専門家として多くの人々にお伝えしておかねばと考えます。
ちなみに2ですが、信託であればどれもクリアできます。
と言っても、遺言が全くいらなくなるというわけでは実はありません。
持っている財産の全てを信託するわけではありませんので、それ以外の財産については遺言で指定することもあります。
また、書くことにハードルを感じるのであれば、まずはエンディングノートから始めるのも一つの方法です。
何事でもそうですが、とにかく着手すればあとは流れでなんとかなるものですね。
個別のご相談にもお応えいたしますので、お氣がるに。
こちらからどうぞ。