終活の第一歩

人間って不平等なものですが、唯一、いや二つだけ平等なことがあります。

その一つは「死」です。
当たり前ですが、誰しもが必ずその日を迎えます。

私も歳を取ったのか、今年になって何人かの知人の訃報に接しました。
私より若い人もいました。

メメント・モリ、という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかも知れません。
ラテン語で「死を想え」という意味です。

私と同年代の方だと、↓の歌が頭に浮かんだかも知れません。

良い歌ですね。
とりあえず一曲聞き終えたら、ちょっと終活してみませんか?

終活の第一歩はあなたの相続にが誰になるかです。

もしあなたに万が一のことが起こった場合、誰が相続人になるかを考えてみましょう。

相続人は法律では以下のように定められています。

第1順位 配偶者(1/2)・子(1/2)
第2順位 配偶者(2/3)・直系尊属(1/3)
第3順位 配偶者(3/4)・兄弟姉妹(1/4)
※カッコ内は相続割合 
※子・直系尊属・兄弟姉妹が複数いればその中で平等に分けます。  

例・相続人が配偶者と子2名の場合
相続分は配偶者が1/2で子2人については残りの1/2を2人で分けるので1/4ずつになります。
※法定相続分(民法900条)

で、不動産の名義変更や銀行の預貯金の払い戻しをするには、すべての相続人のハンコが必要となってきますが、あなたの相続人の中でこんな方はいませんか?

・長らく音信不通で、どこに住んでいるのか、あるいは生きているか死んでいるかもわからない。
・認知症などで意思疎通が難しい。

もしもこのような方が相続人にいらっしゃいましたが、あなたが宇宙に還られた後、遺されたご家族が大変困ることになりますので、何らかの方策が必要となってきます。

少なくとも遺言は書いておいたほうが良いかも知れません。
遺言と聞くと難しそうですが、実は3分あれば書けますよ。

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